スマホアプリの印象 | スマホは便利、アプリの使い勝手も及第点

テスラのパワーウォール

はじめに

この記事では、パワーウォールの運転管理を行うスマホアプリの使い勝手について記載します。

専用機器、モニタ画面がないことは少し寂しい感じもしましたが、使ってみると特に不自由はありません。むしろ場所を選ばすいつでもどこでも使えるという意味で非常に便利です

今は何でもスマホアプリの時代

蓄電池システムも太陽光システムも、設置してしまえば普段は本体に触れることはありません。

通常は、専用の運転管理用デバイス、モニタを通じて運転状況の管理、設定を行うことになります。従来の機種では大抵モニタ画面がついており、順調に稼働していることが一目で確認できます。モニタ画面で発電量等が見えることで、ある意味で所有感、優越感も感じられます

一方、パワーウォールは、本体とゲートウェイ以外に機器はなく、運転管理にはスマホアプリを利用します。使い始める前は「管理するアプリの数が増える..」という感じで、特に魅力は感じていませんでした。

実際使ってみると、いつでもどこでも外出中でも、発電状況や蓄電状況を確認できるのは、非常に便利です。

専用デバイスだと自宅の取付場所で確認する必要があり、設定なども立ったままカチカチ操作することになります。スマホであれば当然ながらソファに座って操作できます。

今の時代は多くの方がスマホを保有しており、スマホ自体の処理能力、通信速度も格段に進化しています。蓄電池システムの運転管理程度であれば、スマホで十分対応可能です。

運転管理用の機器に関わる費用(専用ハードウェア、専用ソフトウェア、設置)がかからないという点でも、ユーザにとってメリットは大きいと実感しました。

アプリのインストール

google playやアップルストアからテスラアプリをインストールする必要があります。

アプリサイズは256MBとなかなかの重量級です。電気自動車と共通のアプリで、電気自動車の運転管理機能も含まれています。加えて、テスラショッピング用のカタログページも含まれているのが理由と思われます。

個人的には蓄電池システムの関わる機能以外は不要ですのでその分軽くしてほしいのですが、すべてのテスラ製品のユーザのために統合されたアプリのようですので、選択の余地はありません。

インストール後、テスラユーザとして新規にアカウント設定し、パワーウォールの製品登録をすることで簡単に使い始めることができます。製品登録自体は施工会社にやっていただきましたが、機体番号の登録、無線LANの設定、自宅位置の登録程度で、さほど難しいものでは無いです。

複数のスマホにインストール可能であり、アカウントを共有することで家族全員でそれぞれ利用することもできます

使い方は簡単

蓄電池システムにおいて、運転管理に必要な情報、設定項目自体は多くありません。もちろん、太陽光システム単独に比べれば高機能であり、蓄電池の充放電状況や、運転モード等の設定が必要となります。

運転管理という観点では、蓄電池の充放電量、充電率をリアルタイムで把握できます。また、太陽光発電量、電力消費量、電力会社側とのやり取りした電力量(買電量/売電量)も同様に把握できます。

これらの情報は、充放電制御に必須な情報であり、蓄電池システムが意図した動作をしているか確認する意味でも基本的な運転管理情報となります。

設定項目という観点では、運転モード(自家消費モード、時間帯別制御モード)の切り替えや、時間帯別制御モードで必要となる情報(時間帯別料金の情報)、また、最低保持充電量が設定できます。運転管理、設定項目については、続けて、詳細な記事を作成していますので、そちらも参照ください。

動作がもたつくことも

複雑な処理をしているわけではないので、アプリの動作自体は重くない印象です。一方、運転管理、設定項目の情報はゲートウェイとのやり取りですが、米国のサーバーを経由してアクセスするためか、タイムラグを感じることもあります。許容範囲ですが。。

まとめ

運転管理、設定については、まだまだ専用機器、モニタ画面を介して行うメーカが主流ですので、それに比べると何か物足りない印象があるかもしれません。

ただ、実際に使ってみると、スマホの方が明らかに使い勝手がよく、これで少しでも費用が抑えられているのであれば、申し分ないという印象です。

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